「“シワシワになった”とか“老けた”と(インターネットの掲示板などに)書いてあって、“あ、やっぱりそういうところあるんだ”と思って、本当にダイエットは難しいなと思いました」
父親から太ったことを指摘され、ダイエットを行った斉藤由貴(45才)は、7月2日放送の『はなまるマーケット』(TBS系)で眉をひそめ、こう振り返った。
わずか3か月で11キロの減量に成功したダイエット法は、なんと1日300キロカロリーの食事制限。摂取するものは、プロテインやコラーゲン、ビタミンのサプリだけ。空腹に耐えきれないときは、味噌汁を飲むか、生野菜をかじるという過酷なものだった。
冒頭の番組の中で斉藤は「決しておすすめできる方法じゃない」と話していたが、実際、『日本ダイエット健康協会』の代表理事を務める古谷暢基氏も警鐘を鳴らす。
「若い人でも危険なのに、45才の人が1日300キロカロリーの生活を3か月もの間続けるなんて、生理不順や骨粗しょう症を招くだけではすみませんよ」
20代に比べて、肌や髪の毛を美しく保つ、女性ホルモン・エストロゲンの分泌が低下している斉藤と同じR45の女性たち。こうした状況で過酷な食事制限をすることは、老いを早めてしまうことになってしまうのだ。
「エストロゲンの低下は食事の栄養素で補うのが理想です。体内の女性ホルモンと似た作用をするイソフラボンは納豆や豆腐、緑黄色野菜から、ストレスや老いを防ぐ抗酸化物質のフィトケミカルは、トマトやなす、しょうがなどで摂る必要があるんです。
きれいになりたくてダイエットをしているのに、過度な食事制限をすると逆に、不健康になってしまいます」(前出・古谷氏)
※女性セブン2012年7月26日号