食中毒が発生しやすい季節がやってきた。少しの油断が、食中毒や食材のムダを招くことになる。では、調味料の寿命はどれぐらいなのだろうか? 東京農業大学客員教授の徳江千代子さんは次のようにいう。
「料理酒、酢、油、ウスターソース、めんつゆは、未開封なら常温保存、しょうゆ、みそ、本みりん、マヨネーズ、トマトケチャップは、夏場は未開封でも冷蔵保存が安心です。どちらも賞味期限まで、おいしく食べられます」
使用後、卓上に放置されがちな調味料。開封後の保存方法を、徳江さんに教えてもらった。「 」内が徳江さんのコメントだ。
【塩・砂糖】
常温期限なし
開封後は、密閉容器や保存袋に移して保存。
【しょうゆ】
冷蔵1か月
「常温保存は酸化して変色しやすくなるので、冷蔵保存がおすすめです」
【みそ】
<甘口・辛口・麦・豆>
冷蔵2か月
<あわせ>
冷蔵1~1か月半
開封後は空気に触れないよう、内側の中敷きを必ず敷く。
【料理酒】
常温2か月 開封後は台所のシンク下などに。
【本みりん】
冷蔵6か月
【穀物酢・ポン酢】
<穀物酢>
常温6か月
開封後は台所のシンク下などに。
<ポン酢>
冷蔵1か月
【サラダ・天ぷら・オリーブ油】
<サラダ・天ぷら油>
常温1~2か月
<オリーブ油>
常温1か月
開封後は台所のシンク下などに。
【マヨネーズ・トマトケチャップ】
冷蔵1か月
冷気の強い場所は避ける。ドアポケットがベター。マヨネーズは空気に触れると酸化するため、チューブの場合は空気を抜いて収納する。トマトケチャップは分離しやすいため、使用前によく振る。
【ウスターソース・めんつゆ】
冷蔵6か月 冷気の強い場所は避ける。ドアポケットがベター。常温と明記されたウスターソースは常温で。
※女性セブン2012年8月2日号