夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、住宅メーカー勤務のご主人(51歳)。奥様(47歳)とは別々に入浴しています。
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女房の後に入浴しようと思ったのに、なかなか浴室から出てきません。「どうしたんだ?」と声をかけると、「来ないで!」。
やっと出てくると、「浴槽のお湯は抜いちゃったから、アナタ、シャワーだけにして」「どうして?」と聞くと、「アナタのせいよ。アナタが悪いんだからね!」だって。理由を聞いて、ひっくり返っちゃいましたよ。
子供が小さい時は僕が一緒に入浴し、“オナラプクプク”をやっていました。お湯に浸かってオナラをし、プクプクと浮いてきた泡をタオルで包み、ふくらんだ部分を握ると「プシュン」と音が。子供たちは大喜びですが、女房は「バカなことはやめて」と、顔をしかめていました。
女房は入浴中、そのことを思い出したらしいんです。「アナタ、いってたわよね。風呂の中でオナラをすると、男の場合は、オチンチンが壁になり、泡は前方ではなく、背中の方から浮かんでくる。女の場合は、障害物がないから前方からだって。私、試してみようとやってみたの。でも、なかなか出なくて……」
結果りきみ過ぎて、オナラではなくウンチが! 「私じゃないわよ。アナタが悪いんだからね!」って、ハイ、ハイ! 女房の弱み、ゲットだぜぇ!
※週刊ポスト2012年8月17・24日号