『美木良介のロングブレスダイエット』(徳間書店)はシリーズ累計160万部を超える大ヒットになっている。そこで美木良介(54才)本人に初心者にもわかりやすいロングブレスダイエットのポイントを教えてもらった。
行うのに最適なのは、朝。起きたら「基本のロングブレス1、2」を各1分ずつやり、それから朝食をとる。その後は空腹時で可能なときにロングブレスを2回ほど。これを習慣にすると目に見えて効果が出てくるという。
「例えば10回腕立て伏せをできる人が8回や9回でやめると筋力はつきません。インナーマッスルもまったく同じ原理で、苦しくなってからが勝負なんです。吐き続けようとする意志が重要。苦しくなってから続けると、体に革命が起こります」(美木、以下同)
食事は良いものを選んでバランスよく。体を引き締める健康法なので、きちんと食べることも大切なのだ。
「特に朝は体にいちばん良い食事をしてほしい。たんぱく質、ミネラル、炭水化物をしっかりバランスよく摂って、腸内環境をよくしてください。炭水化物とたんぱく質を一緒にとらないと筋肉はできません。筋肉がないと代謝できない。代謝のいい体ができあがったら、お酒でもスイーツでも、暴飲暴食でなければ食べても大丈夫です」
朝と昼はエネルギー源となる炭水化物をしっかり摂るが、夜、エネルギーを使わずに寝るだけの人はごはんを「茶碗半分くらい」に控えておこう。
そしてたんぱく質は、質の良いものを朝昼晩しっかり食べること。
「カロリーを気にするのではなく、体が必要としているものを食べることです」
ちなみに美木のある朝食のメニュー例。焼き魚、有精卵の生卵、納豆、生野菜をたっぷりと、豚汁、ごはんは発芽玄米か酵素玄米。納豆にオクラと長芋を入れてネバネバ丼にしたり、大根おろしにちりめんじゃこをたっぷり入れて食べたりもする。
「玄米にしているのはよく噛むため。しっかり噛むので、白米で食べるのと同じ量は食べられません。食べる順番は、やせたい人は野菜から。ぼくは筋肉量がほしいので、たんぱく質から食べています」
※女性セブン2012年8月23・30日号