「(天皇が)韓国を訪問したいなら、独立運動をして亡くなった方たちを訪ねて、心から謝罪をする必要がある。“痛惜の念”という単語ひとつを言いに来るというなら、訪韓の必要はない」
終戦の日前日の8月14日、韓国の李明博大統領が、天皇陛下の訪韓について、こう言及。“日韓友好”への思いを大切にされてきた天皇皇后両陛下は、大変お心を痛められているという。
この前代未聞の大統領の“謝罪要求”には、宮内庁内からも憤りの声が聞こえてくる。
「これまで陛下が韓国の歴代大統領から招聘を受けることはあっても、公に陛下が“訪韓”を希望する発言をされたことはありませんでした。ですから宮内庁内部からは、李大統領の発言に“韓国側がそういう態度なら、両陛下を行かせることはできない”と怒りの声があがっているほどです」(宮内庁関係者)
そんななか、美智子さまは親しい知人に電話をかけ“ある決意”を口にされていた。
「美智子さまからお電話をいただいたんですが、現在の韓国との関係について心を痛められているのが伝わってきました。“韓国はお隣りの国だから、いつも仲良くしていなければいけませんよね。ですから、私はもう一度、両国の歴史について勉強してみようと思っているの”と一語一語噛みしめるような強い口調でおっしゃっていました」
美智子さまはすでに具体的な行動へと動かれていた。外交に詳しい別の知人にも、こんな電話をされていたのだ。
「美智子さまから、韓国と日本とのこれまでの歩みについて質問を受けました。両国の関係、歴史を知るには、“どの文献を読んだらいいかしら?”とか“誰にレクチャーをしてもらったらいいかしら?”とそれは熱心なご様子でした」
※女性セブン2012年9月13日号