竹島問題や、天皇陛下への不敬発言以来、日本人の「嫌韓感情」に火がついている。しかし、嫌韓は日本だけではない。フィリピンのケースをジャーナリストの山村明義氏が紹介する。
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フィリピンでは最近、物価や教育費の安さから、語学留学に来る若い韓国人が増え、現地の女性を相手に、大きな社会問題を起こしている。
フィリピンの元駐在員が言う。
「フィリピンでも“コピノ”と呼ばれる韓国人男性とフィリピン人女性の混血2世が問題になっています。韓国から10代や20代の若者が語学研修に来て、カトリックで避妊を要求しないフィリピン人女性と関係をもって子供を生ませ、そのまま韓国に帰国してしまうからです。
日本でも一時期、“じゃぱゆきさん”として問題になったが、韓国人と日本人が違う点は、韓国人は日本人の悪口を言って回り、それに比べて自らがいかに素晴らしいか自画自賛することです。それだけに騙された時の怒りは大きい」
日本人の悪態をつきながら、自画自賛してモテようとする言動はいかにも韓国人らしい。韓国人は、他国の人間を低く見て、自分たちの価値観を外国人に押しつける傾向が強い。そのため、「韓国人に侮辱されている」と感じる東南アジアの人々に嫌韓感情が強まっているのだ。
※SAPIO2012年10月3・10日号