秋晴れとなった9月29日の朝、秋篠宮家の次女・佳子さまはお友達とガールズトークに花を咲かせながら、東京・新宿区にある学習院女子高等科に登校された。この日、同校では運動会が行われたが、高校3年生の佳子さまは、格別な思いを抱いて臨まれたに違いない。
1999年4月に学習院幼稚園にご入園以来、14年間ともに過ごされたご友人をはじめ、さまざまな思い出を作られてきた学習院の仲間たち。だが、大学進学ともなれば、他の大学に進学する生徒も出てくるため、この日は気心知れた仲間たちとの最後の運動会だったのだ。そのためか、佳子さまは例年以上に力が入られていた。
「2000mリレーでは立ち上がって、大声を出して応援されていました。ご自分のチームの走者が先頭に立つと、大きくガッツポーズされるなど、気合充分といった感じでしたね」(観戦した学習院関係者)
また、ご自身が出場された学年対抗の種目『わっかでポン』では、リーダーとしての一面も見せられた。
「この競技は、フラフープを縄跳びの要領で跳びながら走るリレーなんですが、佳子さまは第一走者として登場されて、チームに勢いをつける走りを見せられました。そして、ご自分の出番を終えられた後も、順番を待って緊張している生徒に励ましの言葉をかけたり、走り終わった選手をハイタッチで迎えるなど、リーダーシップを発揮されていました」(前出・学習院関係者)
また、学習院女子伝統の高3による戯曲ダンス『ファウスト』にも出演された。
「中等科の生徒たちからは“早く踊ってみたい”という声があがるほどエレガントなダンスなんですが、佳子さまの踊りは、指先までピンとしていて、ひときわ美しかったですね」(前出・学習院関係者)
学習院女子出身の紀子さまもかつて踊られたダンス。当時のご自分を佳子さまに重ね合わされたことだろう。
リーダー・佳子さまのご活躍もあってか、「学年別競技」では総合優勝を果たした高校3年生。
「運動会終了後、優勝を祝ってオレンジジュースで乾杯したみたいですけど、みんな感極まって涙を流していたそうです」(前出・学習院関係者)
※女性セブン2012年10月18日号