夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、ご主人(49歳)が私鉄勤務の奥様(52歳)。4年ほど前から体が火照るなど、軽い更年期の症状があるそうです。
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心配なのは主人の健康。毎晩、焼酎のお湯割りを2~3合飲み、「休肝日を作ったら?」といっても聞き入れてくれません。焼酎は私がスーパーで買うんですが、この前はわざと買わず、主人には「買い忘れちゃった、ごめん」怒られるのを覚悟で謝るポーズをしました。ところが、「更年期って物忘れもひどくなるっていうけど、大丈夫か? お酒は今夜は我慢するから」と、意外な反応。これは利用しなくちゃ!
私、韓流ドラマが大好きで、本当は深夜まで見たいんですけど、主人に遠慮して夜10時にはテレビを消していました。「更年期のせいかしら、眠れないの。テレビ見ていい?」布団に入って30分後、起きて主人に訴えると、「今度は不眠の症状か、気をつけろよ」ですって。やったあ!
深夜3時まで韓流ドラマを見て、翌朝7時に起きて朝食作り。その夜も「眠れないわ。テレビ見ていい?」「昨夜は4時間ぐらいしか寝てないだろ? 明日の朝食はオレが作るよ」って、大丈夫、私が作ります。アナタには内緒だけど、たっぷり5時間も昼寝しましたから!
※週刊ポスト2012年10月26日号