国内

花巻東・大谷 ネットでは「多田野が口説けばイチコロ」の声

『メルマガNEWSポストセブン』では、『ウェブはバカと暇人のもの』の著者としても知られるネット編集者の中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。11月2日配信の『メルマガNEWSポストセブンVol.38』でも、

「マクドナルドLポテト23個注文軍団に続き60個軍団登場」
「ジャスティン・ビーバーファン女性たち、デマを信じて丸坊主になる」

など、その週にネット上で起きた様々な事件を紹介しているこのコーナー。なかでも今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが「花巻東・大谷翔平選手をめぐりアッー!、アッー! の声出る」というネタだ。

 * * *
 10月26日、日刊ゲンダイが「大谷はダルに口説かれ日ハムに入団する」と言う記事を出しました。これの中身は、メジャー挑戦を宣言している大谷を北海道日本ハムファイターズが口説く秘策があるとするものです。

 その秘策とは、同チームにはメジャーリーグ経験者・現役メジャーリーガーが数多くいるため、将来のメジャー移籍をほのめかしながら、彼らから「日ハムでプレーをまずしてはどうか」と口説かせるというもの。日刊ゲンダイはこう書きました。

“日ハムには現在、現役だけでも木田(元マリナーズ)、多田野(元インディアンス)というメジャー経験者がおり、投手コーチはメッツで活躍した吉井コーチ。OBには現在レンジャーズでプレーするダルビッシュや建山もいる。こうした人脈をフル稼働して、大谷に「将来のメジャー移籍」をほのめかしながら入団への道を模索していくというのだ。”

 これが、2ちゃんねるに行くとスレッドのタイトルはこうなります。 

“【野球】大谷はメジャーのダル、経験者の木田、多田野らに口説かれ日ハムに入団する[ゲンダイ]”

 もう、これはスレッドの展開が読めるわけですね。ゲンダイはダルビッシュのみ見出しに入れていたのですが、2ちゃんねるには木田、多田野の二人を入れています。本当は多田野だけをスレ立て人は入れたかったのでは、と思います。多田野を入れたいがために、木田は正当化のために使われたことでしょう。

 毎度のことですが、多田野のような2ちゃんねるの愛されキャラに対しては「アッー!」の声が踊りまくるわけですね。

 スレッドの中身もダルビッシュはどうでもよくて、かつてゲイビデオに出た多田野が大谷を口説く、という方向に時々持っていかれます。「アッー!」とは2ちゃんねるにおける最も重要なゲイ用語のひとつでございます。他には「ウホッ、いい男」と「やらないか」と「TDN」を挙げられるのではないでしょうか。

 2ちゃんねるではこんな言葉が並びました。そもそもスレッドのタイトルも「経験者」「口説かれ」と性的なものを感じさせるものになっております。

「多田野に口説かれたらイチコロだな」
「経験者…アッー!」
「木田はともかく多田野に口説かれるとか変な気持ちになってしまう」
「ウホッ、いい新人。やらないか」
「TDNに口説かれるのはマズイだろう色々と」
「一人違う意味で口説く奴が…」
「来いよ!胸にかけて、胸に!アッー!」

 多田野が2ちゃんねるで愛されているのは分かるのですが、そろそろアッー!以外で何か多田野を評価してはいかがでしょうか。ちゃんと自力でメジャーに昇格したほどの実績を持つ選手なのですから。

※参考サイト
・【野球】大谷はメジャーのダル、経験者の木田、多田野らに口説かれ日ハムに入団する[ゲンダイ]『にゅーすまとめログ』

※メルマガNEWSポストセブンVol.38

関連キーワード

関連記事

トピックス

大型特番に次々と出演する明石家さんま
《大型特番の切り札で連続出演》明石家さんまの現在地 日テレ“春のキーマン”に指名、今年70歳でもオファー続く理由
NEWSポストセブン
NewJeans「活動休止」の背景とは(時事通信フォト)
NewJeansはなぜ「活動休止」に追い込まれたのか? 弁護士が語る韓国芸能事務所の「解除できない契約」と日韓での違い
週刊ポスト
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん(Instagramより)
《美女インフルエンサーが血まみれで発見》家族が「“性奴隷”にされた」可能性を危惧するドバイ“人身売買パーティー”とは「女性の口に排泄」「約750万円の高額報酬」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン
屋根工事の足場。普通に生活していると屋根の上は直接、見られない。リフォーム詐欺にとっても狙いめ(写真提供/イメージマート)
《摘発相次ぐリフォーム詐欺》「おたくの屋根、危険ですよ」 作業着姿の男がしつこく屋根のリフォームをすすめたが玄関で住人に会ったとたんに帰った理由
NEWSポストセブン
悠仁さまの通学手段はどうなるのか(時事通信フォト)
《悠仁さまが筑波大学に入学》宮内庁が購入予定の新公用車について「悠仁親王殿下の御用に供するためのものではありません」と全否定する事情
週刊ポスト
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”の女子プロ2人が並んで映ったポスターで関係者ザワザワ…「気が気じゃない」事態に
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・Instagramより 写真は当該の店舗ではありません)
味噌汁混入のネズミは「加熱されていない」とすき家が発表 カタラーゼ検査で調査 「ネズミは熱に敏感」とも説明
NEWSポストセブン
船体の色と合わせて、ブルーのスーツで進水式に臨まれた(2025年3月、神奈川県横浜市 写真/JMPA)
愛子さま 海外のプリンセスたちからオファー殺到のなか、日本赤十字社で「渾身の初仕事」が完了 担当する情報誌が発行される
女性セブン
昨年不倫問題が報じられた柏原明日架(時事通信フォト)
【トリプルボギー不倫だけじゃない】不倫騒動相次ぐ女子ゴルフ 接点は「プロアマ」、ランキング下位選手にとってはスポンサーに自分を売り込む貴重な機会の側面も
週刊ポスト
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん
《ドバイの路上で脊椎が折れて血まみれで…》行方不明のウクライナ美女インフルエンサー(20)が発見、“危なすぎる人身売買パーティー”に参加か
NEWSポストセブン