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「太り過ぎだ」他 ネットのAVレビューは失礼と47歳男性憤怒

 1980年代にはビニ本や裏本が一世を風靡したが、ネットで簡単にアダルト動画が見られる今からすれば、隔世の感がある。今のエロと昔のエロはどう違うか、アーカイヴァーの鈴木啓之氏(47歳)は、こう分析する。

 * * *
 ネットでAVのレヴューをみて「毛の処理が甘い」「太り過ぎだ」なんて書き込まれているのを見つけると「失礼だなあ」って思う時があります。

 僕らが思春期の頃は毛なんてなかなかお目にかかれるものじゃなかったんですから。ヘアが解禁されてからずいぶん時が経ったんですね。恥毛も今はもう、ただの毛になってしまったようです。

「見たい」って気持ちが想像力を広げてくれ、女性と過ごす時間を楽しいものにしてくれた。「今の人たちは」とは言いたくないですけど、この件に関しては贅沢になった反面、ある意味可哀想だなァって思っちゃいます。

【プロフィール】
●すずきひろゆき:1965年生まれ。昭和に関する様々な資料を収集・研究するアーカイヴァー。最も得意とする分野は歌謡曲。CD、DVDのプロデュースや監修をつとめる。

※週刊ポスト2012年11月16日号

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