『メルマガNEWSポストセブン』では、『ウェブはバカと暇人のもの』の著者としても知られるネット編集者の中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。11月16日配信の『メルマガNEWSポストセブンVol.40』でも、
「深夜アニメにサムゲタン登場で『ステマ!』の声」
「岡田有花さん『昔のツイッターは良かったなぁ…』とボヤく」
など、その週にネット上で起きた様々な事件を紹介しているこのコーナー。なかでも今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが「津田大介さんが新刊『ウェブで政治を動かす!』発売で積極PR」というネタだ。
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さぁ、構想3年の大作『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)が発売されました。津田さんといえば、新刊が出たら、書店の様子をソーシャルメディア上で紹介し、感想ツイートをRT(引用)するなど、ネットをフルに活用するプロモーションで知られています。
今回の本は、ネットと政治の関係について津田さんが296ページにわたって書きあげたもので、早速多くの感想がネット上に書きこまれています。
これらを津田さんは逐一拾ってRTするわけですが、これを見ると私は「ネットってすばらしい」と思うわけですよ。だって、タダで宣伝できるんですよ。それなのに「RTが多過ぎる」とか文句を言う方もいるわけで、毎度津田さんは「いつもやってることなんで…」と言うことになるわけですね。イヤならフォロー解除すればいいのになぁ、なんて思う次第でございます。
私もまだ全部は読んでいませんが、ついに一般市民が政治を動かせるのでは、といった期待を込めた本であります。デモの話や、ソーシャルメディアを使いこなす政治家の話、橋下市長、デマと本当の情報など様々なことが書かれた本ですので、お勧めでございます。
あとがきの「最後に自由に育ててくれた両親と家族、弊社のスタッフ、そして、大好きなインターネットに最大限の感謝を。ありがとう」というセリフは泣けますね。ぜひ、ご一読のほどを。それと同時に、今、津田さんのツイッターをフォローするともれなく大量の感想も読めますので、それも必見でございます。