ライフ

犬と一緒に年末年始を楽しく過ごすために気をつけるべき4点

 西川文二氏は、1957年生まれ。主宰するCan! Do! Pet Dog Schoolで科学的な理論に基づく犬のしつけを指導している。その西川氏が、年末年始に犬の健康のための注意点を伝授する。

 * * *
 Xマス、年末年始の準備、帰省、お正月……とこれからしばらく続く、楽しくも慌ただしい日々。この時期は動物病院に急患が担ぎ込まれることも増えるそう。そこで、今回は年末年始の注意点を。

 その壱……車での移動に注意。

 帰省や初詣など、車で出かける機会も増える。よく犬を助手席に乗せている姿を見るけど、あれはダメダメ。事故の際、犬の安全が確保できない。車での移動は必ずクレート(小型犬ならプラスチック製のキャリーバッグ)に入れ、シートベルトをクレートにかけること。あるいは、万が一の時にも、ダメージの少ない場所に置くこと。

 その弐……ストレスに注意。

 親戚ほかが家に来ることも増える。日頃接していない他人が、自分のテリトリーに入ってくる。怖がりの犬は、それに大きなストレスを感じる。そうした犬には静かに休めるスペースを、人が集まる部屋とは別に作る。コレ忘れずに。

 その参……子どもに注意。

 子どもたちも、わんさかやってくる。子どもは大きな声を出してはしゃぐ。犬も大興奮。弾みで犬がケガすることもある。子どもが咬まれてケガすることもある。くれぐれも、小さな子どもたちだけで、犬と遊ばせないように。

 その四……誤飲、誤食に注意。

 ごちそうがテーブル狭しと並ぶのもこの時期の常。鯛のお頭や串ものには特に注意。内臓に刺さって大事に至ることもある。まずは、ごちそうが並ぶ部屋に、犬を一匹で残さないこと。

 それと、食べ物を落とさないように。ハンバーグなどタマネギの入った料理、チョコレートなどは、犬が中毒を起こす。特に子どもたちには、注意をうながすこと。

 師が走る程度の駆け足ではありましたが(どんな程度だ!?)、以上が年末年始の注意点。ではではご貴兄、くれぐれも事故のない、楽しい年末年始をね。

※週刊ポスト2013年1月1・11日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン