2012年、もっともブレイクしたイケメン俳優といえば、松坂桃李(23才)だろう。では、2013年はどんなイケメンが注目を集めるのだろうか?
「引き続き“多芸イケメン”ブームでしょう」
そう語るのは、イケメン評論家の沖直実さん。
「顔がハンサムなだけではなく、プラスアルファの部分もイケているイケメンのことです。アイドルは歌って踊れて当然。俳優は演技して当然。それだけではなく、料理がうまい、監督業をこなす、トークが上手、秀才とか。ギャップがあるというか、引き出しが多いとも言い換えられますね」(沖さん・以下「」内同)
多芸イケメンという視点で沖さんが“2013年くる”イケメンを5人あげてくれた。
ひとり目は、森崎ウィン(22才)。NTTドコモのCMで、タイ人留学生を演じ、寂しげな表情で女性のハートをキャッチした。
「ミャンマー出身で、アイドルグループ『PrizmaX(プリズマックス)』のメンバーでもあります。実はダンスがめちゃくちゃうまいというのもいいですね」
松田凌(21才)も若手注目株。男性化粧品ブランド「OXY」のCMで、佐々木希の後ろに映る王子様的ルックスの美少年だ。
「甘くてかわいらしい顔立ちで、見ているだけで癒されちゃうのに、実は少林拳法空手で、西日本で優勝している武道家。骨太なんです」
2008年に歌手デビューし、俳優としても活動する松下優也(22才)も注目だという。
「彼は逆に、かっこいいルックスながら、兵庫出身でお笑いもOK。中学卒業後、単身ニューヨークに渡ったたくましいキャラでもあります。ニューヨーク仕込みのダンスも、歌もうまい実力派なんです」
4人目は、水田航生(22才)。2005年の「第1回アミューズ王子様オーディション」で約5000人の中からグランプリを獲得。2013年1月7月放送開始の韓国ドラマ『隣のイケメン』に日本人役で出演も予定されている。
「韓流系のしゅっとした顔立ちなんですが、“逆輸入”というのが珍しい。韓国語も演技も一生懸命勉強している努力派です」
最後に、2012年に『三毛猫ホームズの推理』(日本テレビ系)などに出演した、君沢ユウキ(27才)もブレイク期待。
「彼は英語、スペイン語、ポルトガル語を話す“クアトロリンガル”。知的さや気品があって、その笑顔に癒されると評判ですね。語学が得意な知性派イケメンなんです」
2013年も多くのイケメンが活躍しそうだが、沖さんがこう続ける。
「青田買いする市場といえばこれまで、ジャニーズのほか、戦隊モノやミュージカル、あとはジュノンボーイが定番でしたが、最近はCMがイケメンの宝庫になってきましたね。コスメなど女性ターゲットのCMでも、ちらっと映る相手役の男子に注目です」