国内

沖縄は“反天皇”との印象をマスコミが国民に植え付けている

 天皇陛下は宮中祭祀を非常に大事に扱われている。しかし、この宮中祭祀についてマスコミはきちんと報じない、とジャーナリストの山村明義氏は指摘する。

 * * *
 マスコミは、天皇陛下が国民の幸せを祈る宮中祭祀をほとんど報じない。公の活動を取り上げない一方で、皇族方の私的活動を不遠慮に批判する。

 その象徴的な例が、昨年11月、沖縄県糸満市で開催され、天皇皇后両陛下が行幸啓された「第32回全国豊かな海づくり大会」に関する報道である。一部で「県民の中には『天皇訪問』に複雑な思いを抱く人も多く」とか「大会出席に反対するデモがあった」とネガティブに報じられた(いずれも毎日新聞西部版11月21日付)。

 しかし実態は違う。

 沖縄には格別な思いを持っておられる両陛下は、「提灯奉迎」で歓迎した7000人の沖縄県民に対して、那覇市の宿泊先のホテルの部屋から温かく手を振ってお応えになられた。提灯奉迎に参加した沖縄県民はこう証言する。

「両陛下がお泊まりになったお部屋から、提灯奉迎行列に参加した沖縄県民に向けて照らされるライトが目に映りました。両陛下はホテルから我々に対していつまでも手を振っておられて、本当に感動的な光景でした。沖縄県民はオスプレイ問題などで本土に強い反感を持っていると思われていますが、天皇陛下のご訪問に対しては、ほとんどの県民は歓迎しています」

 多くのマスコミはそれらの真実を報じず、「反天皇」の印象を国民に植えつけているわけである。

 戦後、皇室についてのマスコミ報道は、国民の皇室への尊敬心を意図的に隠蔽し、国民との対立を煽る方向に向けられてきた。

 そのような心ない報道や偏向報道に対して、もちろん陛下は不満を述べられることはない。ただひたすら国民のために祈り、国民をいたわることで、あるべき皇室の姿を示されてきた。

 日本に迫り来る苦難に対して臆することなく敢然と戦う精神。その一方で守るべきものを守る、それこそが天皇と日本人の精神性そのものだからだ。

※SAPIO2013年2月号

関連キーワード

関連記事

トピックス

岡田結実
《女優・岡田結実(24)結婚発表》結婚相手は高身長の一般男性 変装なしの“ペアルックデート”で見せていた笑顔
NEWSポストセブン
ウッチャンナンチャンがMCを務める番組『チャンハウス』
【スクープ】フジテレビがウンナン&出川MCのバラエティー番組で小学生発言を“ねつ造演出”疑惑 フジは「発言意図を誤解して編集」と説明、謝罪 
女性セブン
同区在住で農業を営む古橋昭彦容疑者は現行犯逮捕された
《浜松高齢ドライバー事故》「昭坊はエースピッチャーで自治会長をやっていた」小学生の列に突っ込んだ古橋昭彦容疑者(78)の人柄【小学2年生の女児が死亡】
NEWSポストセブン
くら寿司
《ピンク色の破れたゴムを…》「くら寿司」が迷惑行為に声明「厳正な対応を行う予定」実行者は謝罪連絡入れるも…吐露していた“後悔の言葉”
NEWSポストセブン
中学時代の江口容疑者と、現場となった自宅
「ガチ恋だったのかな」女子高生死体遺棄の江口真先容疑者(21) 知人が語る“陰キャだった少年時代”「昔からゲーマー。国民的アニメのカードゲームにハマってた」【愛知・一宮市】
NEWSポストセブン
巨人戦で審判の判定に抗議する中日・星野仙一監督(1999年、時事通信フォト)
“ジャンパイア”疑惑で考えるマスの傲慢 「球界の盟主・巨人」をどこまで特別扱いするかは「人類社会に共通する普遍的テーマ」である【中日ドラゴンズに学ぶ人生の教訓】
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認め全店閉店へ(左・時事通信フォト、右・HPより 写真は当該の店舗ではありません)
【こんなに汚かったのか…】全店閉店中の「すき家」現役クルーが証言「ネズミ混入で売上4割減」 各店舗に“緊急告知”した内容
NEWSポストセブン
動物言語学者・鈴木俊貴氏(左)と小説家の川上弘美氏が動物言語について語り合う
【対談】『僕には鳥の言葉がわかる』著者・鈴木俊貴氏と自らの小説に“鳥の言葉”を登場させた川上弘美氏が語り合う「動物言語が切り拓く未来の可能性」
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
X子さんフジ退社後に「ひと段落ついた感じかな」…調査報告書から見えた中居正広氏の態度《見舞金の贈与税を心配、メッセージを「見たら削除して」と要請》
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレが関東で初めてファンミーティングを開催(Instagramより)
《新メンバーの名前なし》ロコ・ソラーレ4人、初の関東ファンミーティング開催に自身も参加する代表理事・本橋麻里の「思惑」 チケットは5分で完売
NEWSポストセブン
中居氏による性暴力でフジテレビの企業体質も問われることになった(右・時事通信)
《先輩女性アナ・F氏に同情の声》「名誉回復してあげないと可哀想ではない?」アナウンス室部長として奔走“一管理職の職責を超える”心労も
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン