芸能

急死した元フジ寺田理恵子の夫は韓国芸能事務所の日本支社長

 元フジテレビアナウンサー・寺田理恵子さん(51才)の夫・関本雅一さん(享年53)の葬儀が昨年12月中旬、都内で行われた。参列者が家族と弟夫婦らごくごくわずかな親族のみ。最近多い密葬にしても、あまりにひっそりとした葬儀だった。それもそのはずで、仕事の関係者、近隣住民、友人らには、葬儀はおろか、その死さえ知らされていなかったという。

「突然、倒れたため、すぐ病院に運ばれたんですが、大動脈瘤破裂という診断で…。看病の甲斐なく、寺田さんに看取られて、数日後に亡くなったそうです」(寺田さんの知人)

 寺田さんといえば、誰もが思い浮かべるのが“ひょうきんアナ”としての顔だろう。大学卒業後の1984年、フジテレビにアナウンサーとして入社。翌年、2年目ながら、超人気バラエティー『オレたちひょうきん族』の名物コーナー『ひょうきんベストテン』のサブ司会者に大抜擢されて、人気を誇った。寺田さんは結婚後、アナウンサー業を引退し専業主婦となり、関本さんを支えた。しかし、受難は続くばかりだった。

 2000年7月、関本さんが広告費3億円余りを水増し請求したとして、勤務先の大手広告代理店を解雇される。彼はその後、一念発起して、IT関連企業など数社を設立したが、会社の経営は思うようにいかなかった。しばらくすると、東京・世田谷の閑静な高級住宅街にある約50坪の敷地に建つ3階建ての豪邸を担保に入れてまで、経営資金を工面するようになっていった。

 だが経営状態は好転せず、関本さんは2004年、金融会社から借金返済を求められて訴えられてしまう。裁判では、関本さんの債務額は6500万円ほどだったと明かされている。

 この裁判では寺田さん自身も被告となっている。借金のかたに自宅を差し押さえられないようにと、その所有権を関本さんから寺田さんに意図的に移したとされたからだった。判決は関本さん夫妻の敗訴で、ふたりは原告に計500万円を支払うことで和解している。

 借金生活が続く中、関本さんは、こんな事件まで起こしてしまう。2007年10月、関本さんは、かつて社長を務めていた人材派遣会社から約5600万円を不正に着服したという業務上横領容疑で逮捕される。不起訴となり釈放されたものの、事態は好転せず。借金も膨らみ、関本さんは何とか立て直そうと別の事業を始めたりもした。

「最近は、韓国の芸能事務所の日本支社長をしていましたが、収入は少なかったようです」(前出・芸能関係者)

 さらに関本さんの知人はこう話す。

「関本さんには、まだ相当な額の借金があったようです。それをきちんと整理しようと頑張っていたんですが、その矢先に亡くなってしまった。彼の死を貸し主が知れば、妻である寺田さんに取り立てが行くことでしょう。そのような状況を多くの人に知られたくない、またそれによって余計な心配をかけまいとして、寺田さんは夫の死を知らせなかったようです」

 寺田さんを訪ねると、関本さんが亡くなったことを認めた上で、「申し訳ございません。私からお答えすることはできません」と硬い表情で口を閉ざすばかりだった。

※女性セブン2013年1月31号

関連記事

トピックス

九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
“鉄ヲタ”で知られる藤井
《関西将棋会館が高槻市に移転》藤井聡太七冠、JR高槻駅“きた西口”の新愛称お披露目式典に登場 駅長帽姿でにっこり、にじみ出る“鉄道愛”
女性セブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン