【書評】『愛の山田うどん』北尾トロ・えのきどいちろう/河出書房新社/1470円
北関東を中心にチェーン展開し、埼玉県民のソウルフードとも呼ばれる山田うどん。
若いころに山田うどんに出合い、はまってしまったふたりのライターが、日本各地のうどんとの比較やなぜ看板が“かかし”なのかなど、山田うどんをまじめに研究。その熱い想いは、工場見学と社長のインタビューを実現させる。
青春の味を探求する著者たちの情熱を読むと、B級グルメに夢中になった昔を懐かしく思い出す人も多いはずだ。
※女性セブン2013年1月31日号