30代と思しき女性4人組が平日の昼下がりに、周りの目を気にすることもなく堂々とラブホテルに入っていく。
一体、どんな関係なのか? と驚くかもしれないが、実は彼女たちの目的は「女子会」である。
「女子会」が2010年に流行語となって以来、レストランや居酒屋が女性グループ客獲得に奔走してきたが、最近では飲食店ばかりでなく、ラブホテルまでが女子会会場として人気上昇中だという。
ホテル側もこれをビジネスチャンスと捉え、専用プランを用意している。
首都圏で6か所に店舗を持つラブホテル「バリアン」では3名以上の女性グループ客限定の特別料金プランを設定。「休憩」なら岩盤浴や大型ジェットバスを備えた豪華な部屋で、人数分の美容アイテムやワンドリンク、名物のハニートーストまでついて1人あたり3000~4000円で利用できる。
「大きなベッドやソファがあってくつろげるし、カラオケやマッサージチェアなんかも置いてあるので退屈しません。ゆっくり4~5時間いても居酒屋でやるより安上がりですから女友達とよく利用します」(30代女性会社員)
こうしたサービスを始めるラブホテルが増えている。
※SAPIO2013年2月号