今年は去年より飛散量の多い地域がほとんどで、3~7倍という恐ろしい予測もある花粉。マスクは必要不可欠だが、サイズ、試用期間など、選び方・使い方で効果に差が出てしまう。
白元・マーケティング部の堀田恵介さんはこう語る。
「電車でもショッピングセンターでも、マスクをしている人がいると、ついつけ方を見てしまいます。間違えたつけ方をしている人がいると、思わず注意したくなりますよ(笑い)。飲食店ではマスクのしまい方を見ます。くしゃくしゃにして鞄や、コートのポケットに入れる人が意外と多い。家ではマスクをしない人がいると聞きますが、夫や子供、ペットが花粉を持ち込むこともあるので、油断は禁物」
2003年頃に不織布マスクが登場してから、年齢や性別にかかわらずマスクをつける人が増えたことを実感しているが、それに比例してマスクを不自由そうにつけている人も見かけるという。
「マスクをつけると眼鏡がくもるという悩みが寄せられて誕生したのが、マスクの上部にあるクッションがくもりを防ぐ『快適ガードプロ』シリーズ。2006年の発売以来、弊社の人気No.1で特に眼鏡をかけて運転をするお客様に好評です。
大きすぎるマスクをしている女性が多いのも気になります。箱買いをして家族で使っているのかもしれませんが、マスクの効果が激減してしまいます。女性用の小さいタイプもあるので試してほしいですね」(堀田さん)
また、女性の場合は「病人のような印象になるのが嫌」など、見た目に不満を持つ人が9割というデータもあるという。
花粉症はもちろん、インフルエンザやノロの流行で、ますます使うことが増えるマスク。選び方も使い方も見直したい。
※女性セブン2013年2月7日号