急性リンパ性白血病で療養していたアナウンサーの大塚範一さん(64才)が4日朝、1年3か月ぶりに『めざましテレビ』(フジテレビ系)に生出演した。ふっくら丸顔に、くしゃっとした笑顔、ソフトな語り口は、入院前と変わらなかった。
そして番組中、4月から仕事復帰することを発表した。しかしその現場は『めざまし』ではなく、3月末で終了する『知りたがり!』(フジテレビ系)の後継となる生の情報番組でのメインキャスターだった。
「昨年秋に退院の見通しが立ったころから復帰番組を模索していく中で、当然『めざまし』復帰の話も出たのですが、それはダメだと大塚さんご本人の意向があったそうです」(テレビ局関係者)
まさかの古巣辞退。そこには、2つの複雑な事情があった。
「治療の必要はなくなったものの、大塚さんは寛解(病気の症状がほとんどなくなったものの、完全に治癒したわけではない)という状態なので、再発の可能性もあるんです。以前のような食欲もあり、ウオーキングやゴルフなどで体力も回復して一見元気に見えますが、早朝番組へのレギュラー出演となれば、相当体に負担がかかってしまいますからね…」(番組関係者)
体調的なこと以上に大きかったのが、元の仲間たちへの配慮だ。
「自分が突然の病気で休養して迷惑かけて、その後スタッフやアナウンサーが力を合わせて、やっと新しい『めざまし』ファミリーができあがっている今、復帰したからといって、そこに入っていくのはあまりにも自己中で申し訳ないとも言っていました」(前出・テレビ局関係者)
※女性セブン2013年2月21日号