「財布を見れば、貯め上手かどうかがわかる」と話すのは、ファイナンシャルプランナーの山口京子さん。では、いったいどんな財布なら、お金が貯まりやすいのだろうか。思い切って高価なブランド財布がいいのだろうか、それとも安物でもいいのだろうか?
「重要なのは、“愛せる財布”を買うことです。自然と大事にしたいという気持ちがわいてくる財布なら、毎日整理しても苦になりません」(山口さん)
つまり「ちょっと贅沢かな」と思えるブランド品であっても“愛せる”なら買いってこと。
「最低5年、目標は10年“つきあう”つもりで財布を選んでください」(山口さん)
そして何より重要なのが、財布の中身の整理。ついついためてしまいがちなレシートは、“2日ルール”で整理するのがいいという。
「レシートは最低2日に1度は取り出してチェック。自分の買い物パターンを見て、どの買い物が余分だったかを具体的に反省するようにしましょう。レシートを見て反省する習慣があれば、家計簿をつけずとも無駄買いは防げます。レシートは“自分のお金の使い方と対話するアイテム”です」(山口さん)
また、テレビ番組で芸能人の財布を診断したこともあるファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんは、財布の中のカードについてこんなアドバイスをする。
「カードをたくさん持っていると、“ポイントが貯まる”などの理由で無駄買いする可能性が高まります。ポイントカードはよく行く店の5枚、クレジットカードはメインとサブの2枚、計7枚に厳選を」
キャッシュカードは自宅で管理し、財布には入れないのが鉄則。
「家計は毎月の予算を決めて、その金額だけ下ろす。そうすればキャッシュカードを携帯する必要はありませんよね。いつでもお金を引き出せると思っていると、買い物のとき、気持ちが緩んでしまいますから」(花輪さん)
※女性セブン2013年3月7日号