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宮城婚活サイト殺人事件容疑者の元夫は31才で不審死していた

 2月21日、強盗殺人の疑いで、宮城県丸森町の無職・伊藤早苗容疑者(42才)と交際相手の仙台市の会社員・菊地広光容疑者(48才)が逮捕された。伊藤容疑者は、昨年11月3日、婚活サイトで知り合った、別の交際相手である埼玉県行田市の自営業・白田実さん(享年67)を、菊地容疑者と共謀の上、殺害したとされている。

 2012年4月、3人を殺害したとして死刑判決を受けたあの木嶋佳苗被告(38才、現在控訴中)もまた、婚活サイトを舞台に犯罪の手を広げていった。

 そこで知り合った男性たちからだましとったとされる金は総額1億円以上。彼女が貢がせた男性たちは、文字通り次々と不審な死を遂げていった。

 木嶋被告は、北海道ののどかな町で育ち、都会に憧れて、ブランド品で身を固めた。そして男性の心の隙間に入り込み、用済みとなれば、その男たちに手をかけた。まるで男たちの命など、いつでも自由になるというかのように。

 その、いわば“悪女の倒錯”ともいうべき側面が、伊藤容疑者にも間違いなくある。実は伊藤容疑者の3番目の夫・Aさん(享年31)が突然死していたことがわかっている。

「Aさんは体格がよくて、元気だったのに、9年前に突然、病気で亡くなりました。彼には、3500万円の保険金がかけられていて、伊藤容疑者が受取人だったそうです」(前出・捜査関係者)

 Aさんとの婚姻期間は、2002年からのたった2年間だった。

「Aさんが亡くなると、伊藤容疑者は、再び実家に戻りました。そして、通販で毎日のようにブランド物を買いあさってたんです。“夫の保険金で買い物するなんて…”って、囁かれていました」(伊藤容疑者の実家近くの住民)

 今回の逮捕を受けて、警察も、Aさんの死について捜査をしているというが、現在のところ事件化には至っていない。

 白田さん殺害については「間違いありません」と容疑を認めているという伊藤容疑者。捜査の進展次第では、余罪が次々と明らかになる可能性もある。

 鳥取で2件の強盗殺人罪に問われ、第2の木嶋被告といわれた上田美由紀被告(38才)に続き、伊藤容疑者が、“第3の木嶋”になるかもしれない。

※女性セブン2013年3月14日号

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