若者の暮らしに新潮流が生まれている。他人同士の男女が集まり、一つ屋根の下に暮らす「シェアハウス」だ。恋人でもない男女が一緒に暮らして、トラブルは起きないのか。
シェアハウスでは、本当に男女間で何の“ハプニング”もないのかというと、そうもいかないよう。25歳男性会社員が振り返る。
「男女各2人でシェアハウス暮らしをしていますが、以前住んでいた女子大生が、もう一人の男にお金を借りていたみたいなんです。それが積み重なって返せなくなり、“カラダで払う”ということがあったそうです。じきに女の子が退去してしまって、そのあとに“真相”を聞きましたが、後味は悪かったですね」
山梨県でシェアハウスに住む20歳の女性派遣社員はもっとあけすけに証言する。
「リビングのコタツで同居人の男とテレビを見ていたら内股を足でつつかれ、盛り上がって部屋に戻ってセックスしてしまったことがあります。でも、みんなやってますよ。リビングで寝ちゃって夜中に目を覚ましたら、横で同居人同士がセックスしてた時は驚きましたけど(笑)。寝たふりするしかなかったですね」
他にも、「風呂場から喘ぎ声が聞こえて寝付けなかったし、翌朝シャワーを浴びる気分になれなかった」(20代男性)、「干した下着から、なぜか黒のパンティだけなくなる」(30代女性)、「イケメンが、複数の女性同居人と関係を持っていたことが全員の集合した飲み会でバレて修羅場に。1週間後に男が出て行ったが女性同士は今も口をきかない」(20代男性)などの声があり、男女関係はトラブルの原因になりがちだと言える。
※SAPIO2013年3月号