現在、インドのアラハバードで開催されている世界最大のヒンドゥー教の祭典が「クンブメーラ」だ。この期間、インド中から聖地で沐浴するためにヒンドゥー教徒が大挙して集まり、今回は1か月半ですでに1億人以上が訪れている。
そんな、クンブメーラに欠かせないのがサドゥ(修行者)の存在だ。牛糞の灰を全身に塗る者や、片足で立ち続ける者など、それぞれが苦行を行なっている。ここでは、右手を35年間上げ続けているサドゥの写真を紹介する。手は硬直し、爪が巻き付いている。クンブメーラの有名人だ。
撮影■石川武志
※週刊ポスト2013年3月15日号