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シェアハウスのまとめ役「性の乱れはありません」と説明

 若者の暮らしに新潮流が生まれている。他人同士の男女が集まり、一つ屋根の下に暮らす「シェアハウス」だ。恋人でも家族でもない男女がなぜ一緒に暮らすのか。そこで何が起きているのか――。

 東京・渋谷でアーティスト志望の若者が集う「渋家(シブハウス)」の特徴は「プライベートスペースがまったくない」という点。地上3階、地下1階建ての4LDKの家(総床面積150平方メートル)はすべてが共有スペース。住んでいるのは20代前半を中心とした20人強(約3割が女性)だといい、夜はリビングなどで雑魚寝するのだという。

 住人のとりまとめ役の一人で演出家を志す29歳のとしくに氏はこう言う。

「仕事などで帰ってこないメンバーもいるので、寝るスペースはあります。家賃と光熱水費で月約80万円になり、20人で割って一人4万円。4月からは定員を32人に増やしてさらに安くしようとしていますが、全員が住むというより共有オフィスのような使い方もできるようにしたいという考えです。それぞれが自由に使えるスペースにして、渋家の人脈を活用して仕事を得たり、ビジネスパートナーを見つけたりできる場所にしたい。

 ルールは『室内禁煙』『法律は守る』『避妊をする』という3つだけ。『避妊をする』というルールに驚かれることもありますが、性的に乱れているわけではありません(笑)。若者ばかりなので、安易に子供を作ってもここでは育てられないから、という理由です。

 男女で生活しているのだから『恋愛禁止』という制約は無理。今はカップルが3組いて、昔は雑魚寝の中でセックスしていることもありましたが、最近はないはず。お風呂はカップルで一緒に入っていたりしますよ。よく勘違いされますが、乱交になったことは一度もありません」

※SAPIO2013年3月号

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