東日本大震災から丸2年が経とうとしているが、被災地には復興という名の下に、均一化したモノたちが故郷の景色を圧殺している。そうした「無機質な故郷」の風景の例のひとつが、宮城県・南三陸町の津波で流された水没車群だ。
そこには、自家用車からトラック、作業車まで無残な姿で並んでいた。部品の盗難を警戒してか昼間は見張りが立つ。水没車の台数は岩手、宮城、福島の3県で約27万台と推計。これは3県の自動車数の約7%に匹敵する。2013年2月に撮影。
撮影■太田真三
※週刊ポスト2013年3月15日号
東日本大震災から丸2年が経とうとしているが、被災地には復興という名の下に、均一化したモノたちが故郷の景色を圧殺している。そうした「無機質な故郷」の風景の例のひとつが、宮城県・南三陸町の津波で流された水没車群だ。
そこには、自家用車からトラック、作業車まで無残な姿で並んでいた。部品の盗難を警戒してか昼間は見張りが立つ。水没車の台数は岩手、宮城、福島の3県で約27万台と推計。これは3県の自動車数の約7%に匹敵する。2013年2月に撮影。
撮影■太田真三
※週刊ポスト2013年3月15日号