憧れの韓国俳優やK-POPアイドルに直接会うことができて、あわよくば自分が彼の視界に入れてしまうのがファンミーティング。達人たちはどのような楽しみ方をしているのか? 今回、2人の韓流ファンに話を伺った。
50才アルバイト・Yさんはこう明かす。
「昨日もレコード会社のお客様サービスセンターに電話したんです。ダンスボーカルユニットCのリリイベ(新曲リリースイベント)で、一番人気のメンバーSくんが前髪で顔を隠してファンと目も合わさず、ニコリともしないんです。
新人のデビューイベントって、ファンにきっちりアピールしなきゃいけないのに、あれじゃダメ。しっかり育って人気を定着させてほしいから、サービスセンターには何度も電話しているんです。出てくれる女性が毎回同じ人で、昨日も『いつもありがとうございます』って言われちゃいました。
イベントでは、近い席でも双眼鏡持参で表情とか肌の質感までチェック。握手会では相手の手が痛くないように指輪やアクセサリー類は全部はずします。応援タオルをウサギちゃんみたいに頭に結んだり、人と違うことでアピールしてます。結構目立つみたいで反応してもらえますよ」
続いて話してくれたのは47才アルバイト・Kさん。
「夫と息子2人(18才と16才)は大の韓流ギライ。国内のファンミやライブは「宝塚に行く」「映画を見に行く」と言い、韓国のファンミに行くときは「観光旅行」と言ってごまかしてます。SS501を追っかけているんですけど、K-POP系はイベントの回数が多いし、CDやDVD、グッズなどの購入にもお金がかかるので、そのためにファミレスでバイトしてます。
コラーゲンやヒアルロン酸などの美容サプリは当然、ファンミ直前には服を新調して美容室に行き、皮膚科でニンニクとプラセンタ注射も。そんなことしたってアーティストにわかるワケないじゃん! って言う人がいるけど、本人に見てもらいたいというより、意識しているのはファン友の目。きれいにせざるを得ないんですよ。一生懸命きれいにしても、家族に全く気づかれないのがちょっとくやしいんですが…」
※女性セブン2013年3月14日号