複数人でひとつの住居を共有する“シェアハウス”。例えば、冷蔵庫は共有、牛乳パックには名前を書くなど、共同生活のルールがある。不便さや煩わしさから敬遠されると思いきや、現在100人待ちの物件もあるなど人気だ。「15年前は150室程度の扱いが、今や2300室に」と、シェアハウス運営会社・オークハウスの寺内彩乃さん。
「ヨガルームやシアタールームなど付加価値のついた物件が増加中。また、敷金・礼金がなく家具つきの物件が主流で、初期費用や引っ越し代も節約できます」
共同スペースだけでなく趣味の部屋も充実し、同程度のマンションでひとり暮らしするよりも安く、友人もつくりやすいと注目されている。まさに時流にピッタリ乗ったというところか。同社の物件では、約8割が男女共同物件だが、最近は女性限定や、男女がフロア別の物件も増えているという。
そして、こんな珍しいタイプのシェアハウスも。大阪にある『Lady Share House B&D』は、なんとダイエットの成果で家賃が決定するのだ。3か月ごとに体重測定があり、体重×1000円がひと月分の家賃になるという。建物内にはエアロバイクやコアリズムなどのエクササイズグッズも充実。また、運営会社がエステサロンも経営しているため、食事のアドバイスや入浴法などの講習も開催されるとのことだ。
『Ladys Share House B&D』
家賃:3万8000~5万円(体重の下限は38㎏)
共益費:1万円
部屋タイプ:1R~2K(2Kはふたり入居)。
問い合わせ:ブロードエンタープライズ
※女性セブン2013年3月28日号