その3人は2か月で“劇的”にやせた。ビビる大木(38才)は、92.6kgから78.8kgの13.8kg減。レッド吉田(47才)は、86.4kg→76.3kgの10.1kg減。
そして鳩山邦夫元総務大臣(64才)の長男・鳩山太郎氏(38才)は、104.4kg→86.5kgの17.9kg減。
彼らは『もてもてナインティナイン』(TBS系)で、「食べ順爆発ダイエット」に取り組み、みごと減量、肉体改造に成功した。このダイエットの考案者は、フィジカルトレーナーの石川英明氏。
基本は食べる順番を守ることだが、それに加えて、あるときには高カロリーの炭水化物をドカ食いしながら、やせていくという驚異のダイエット法なのだ。
まずは、食べる順番を見直そう。ご飯とみそ汁、おかずを順序よく食べる“三角食べ”は絶対NG。一品を全部食べ切って後、次の一品を食べる。
順番には以降のルールが。
食物繊維(生→発酵→その他)→たんぱく質(植物性→動物性)→炭水化物
例えば、焼肉の場合だと、
1.チョレギサラダ
2.キムチ
3.ナムル・野菜焼
4.玉子スープ
5.タン・はらみ
6.ロース・カルビ
7.ご飯
1~3が食物繊維、4~6がたんぱく質、7が炭水化物となる。
この順番なら、血糖値が上がりにくい物から消化されていくため、血糖値の上昇を防げる。血糖値が上がると、体内では下げようとするホルモン「インスリン」が大量分泌される。その反動で今度は低血糖になってしまい、脳が飢餓状態に。再び体が糖を欲して、食欲をコントロールできなくなってしまうのだ。
また肉と米を一緒に食べると、炭水化物が肉の脂質を取り込んで脂肪として体内に蓄積させてしまう。
正しい食べ順を行えば、食物繊維から消化され、血糖値の上昇だけでなく、脂質、糖の吸収を抑えられ、同じ量を食べても太らなくなるのだ。
「食べ順爆発ダイエット」には“爆発の日”という炭水化物をドカ食いする日がある。
人間の体内には、新陳代謝を促進するホルモン「レプチン」が存在する。ところが体重が減ってくると、このレプチンも減少し、ダイエットを続けても約1週間体重が変わらない“停滞期”を迎えてしまう。そこで、一時的に炭水化物をドカ食いする必要があるというのだ。
いきなり大量の炭水化物を与えられた体は錯覚を起こし、レプチンを一挙に増加させる。これによって、ダイエットの効率がよくなり、停滞期を打破できるというわけ。
“爆発の日”は、毎日体重を測り、停滞期に自分でタイミングをみて決める。
ただ、“爆発の日”には以下の条件がある。
【1】1日のみ
体内にショックを起こさせ、レプチンを増加させるのは、1日で充分。
【2】体脂肪が女性で28.1%以上、男性で25.1%以上なら“ドカ食い”NG
体脂肪が多いとレプチンの分泌も多いため“爆発効果”がない。
【3】“爆発”の翌日は炭水化物を完全に抜く
「炭水化物を摂ると、体内に大量の水分とグリコーゲンが貯まります。翌日に糖質を抜くと、グリコーゲンが燃焼し、水分が排泄されるので、体重が一気に減り、やる気もアップするんです」(平野さん)
“爆発の日”の食事量は「体重(㎏)×45kcal」が目安。停滞期で51kgの女性なら2295kcalだ。たとえば、こんなに食べられる。
●ホットケーキ 450kcal
●うな重 800kcal
●ピラフ 520kcal
●カルボナーラ 600kcal
あなたも2か月間、挑戦してみる?
※女性セブン2013年3月28日号