ライフ

20代後半以上女性 ネット上ではBBAと呼ばれ差別対象になる

 匿名性を盾に激しい差別感情が噴出するネットでは、エリートや“リア充”に対する妬みが渦巻く。そして、ネットにはネットならではの傾向や攻撃対象の選定がある。ネットに多く見られる差別とその心理について、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が説明する。

 * * *
 容姿に関する差別は多いが、いかにもネットらしいのが小太りへの差別だ。例えば、遠隔操作ウイルス事件で逮捕された容疑者の映像が流れた時には、「思った通り小太りだった」という書き込みが多く見られた。

 メガネ、リュックなどとともに小太りがオタクの特徴と見られ、ネット関係の犯罪が起きると、犯人像として「小太りの男」が挙げられる。もっとも、そのような書き込みをする当人が小太りを自称することも多く、「どうせオレたちみたいな奴が犯人だろう」「またオレたちみたいな奴が逮捕された」といった自嘲的、自虐的な書き込みも多い。

 年齢に関するものでBBA(ババア)がある。20代後半以上の女性は“ババア”だとして、「生きる価値はない」「産業廃棄物」などと罵る。事件や事故で20代前半までの女性が亡くなると嘆いてみせるが、死亡者が中年女性だと「腐った羊水が死んだ」などと読むに堪えない悪口雑言を書き連ねる。

※SAPIO2013年4月号

関連記事

トピックス

天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン