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長寿ランキング下落の沖縄県 脂質多いファストフード原因説も

 厚生労働省は2月、2010年の都道府県別の平均寿命を発表した。長寿No.1となったのは、男女とも長野で、男性が80.88才、女性87.18才だった。一方で、順位を下げたのが沖縄。かつては“長寿県”として知られ、女性は87.02才で、1975年から2005年まで1位だったが今回は3位。男性は79.40才、1985年1位からその後順位を下げ、2000年26位、2005年は25位に。今回は30位まで下げた。

 沖縄県医師会の理事、玉井修さんは戦後、アメリカの占領下にあった沖縄にいち早く欧米の食文化が入ってきたことを指摘する。

「沖縄県民は早い時期から、ファストフードなど脂質の多い食事を日々の生活でとるようになりました。特に今の60代は食事としてファストフードのハンバーガーなどを食べて育ってきた世代です。家族みんなでファストフードで夕食をすませるのも日常的です。

 また、県民はゴーヤーなど伝統野菜もよく食べるのですが、あわせるのがランチョンポークなど塩分、脂質の高い加工食品ということも多い。脂質をとる食事スタイルのおかげで、沖縄県民の20才~69才までの間の2人に1人がメタボ(BMIが25以上)という状況に陥っています。これは全国最下位です」(玉井さん)

※女性セブン2013年4月11日号

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