「カースト」とは、もともとヒンズー教の身分制度を表す言葉だが、今ではさまざまな格差を表現する言葉としても使われている。ママ友のコミュニティにもカーストは存在し、その「ママカースト」は父親の年収や職業で決まってしまうのだという。
カースト決めをするには、父親の年収や職業などの情報が必要だ。妻たちはどうやってその情報を得るのか。
「ママカーストのトップに君臨する母親は、同じ地区に引っ越してきた家族がいると、子供にスパイをさせます。
子供を相手の家に遊びに行かせたり、逆に越してきた子供を招待したりして、話のなかで父親の仕事を聞き出させ、家の間取りや持っているゲームの数などもチェックさせる。そして、自分たちのグループに入れるかどうかを審査するんです」(30代・専業主婦)
※週刊ポスト2013年4月26日号