皇太子ご夫妻が揃って、オランダを訪問されることが、ついに決まった。雅子さまにとって、2002年12月のニュージーランド・オーストラリアご訪問以来、実に約11年ぶりの海外公式訪問となる。
ご訪問は4月28日から5月3日までの日程で、現在のところ、雅子さまは晩餐会や水上行事などは欠席され、4月30日の新国王の即位式と王室主催のレセプションにだけ出席される予定だという。
雅子さまのご同行は、現地オランダでも大々的に取り上げられ、表向きは歓迎ムードいっぱい。しかし、この正式発表までには、これまでにはない大混乱が、宮内庁を中心に起こっていた。ざっと振り返ると、まずオランダ側から招待を受けたのは3月初め。回答の期限は3月上旬だったが、皇太子ご夫妻は、その回答を1か月以上引き延ばされた。
悩みに悩まれた雅子さまを後押しされたのは、美智子さまからの助言だったといわれる。つい最近、夕食をともにされた食事会の席でのこと。
「雅子さまの不安な気持ちに気づかれた美智子さまは、“先のことは考えず、心配せずにオランダに行ってらっしゃい。その後のことは心配しなくてもいいから”といった内容の温かい言葉を雅子さまにかけられたそうです。
皇太子ご夫妻は、それでも不安を口にされていたようですが、さらに美智子さまは、雅子さまの不安を取り除くため、“出発までのスケジュールなどは配慮するように”と東宮職にお願いされたそうです。そんな美智子さまの助言に、それまで不安で心が揺れていた雅子さまの気持ちも徐々に落ち着かれて、オランダ行きを決断されたみたいです」(別の宮内庁関係者)
※女性セブン2013年5月9・16日号