先日亡くなった俳優・三國連太郎さんの息子で俳優の佐藤浩市は1985年7月、24才のときに元モデルの前妻・A子さん(53才)と“でき婚”している。同年9月に誕生したのが息子のBさん(27才)だった。
「佐藤さんは、初めてのお子さんの誕生にめちゃくちゃ喜んでいて、出産にも立ち会ったほどです。生まれてからも、子供の写真を仕事場に持ち込んだりと子煩悩なパパでしたね。周囲には“将来は役者にしたい”なんて嬉しそうに語っていたのを覚えています」(当時を知る佐藤の知人)
しかし、その幸せな生活は父・三國さん同様、すぐに崩壊してしまう。1986年3月には別居が発覚。同年9月には離婚と、わずか1年の結婚生活だった。離婚成立後、母に引き取られたBさんは、冒頭で触れた千葉県内の地で母と祖父母に育てられた。
「佐藤さんと離婚したA子さんは、実家に戻ってきてからは、働きながらBくんを育てました」(近所の住民)
そんなわが子の元を佐藤が訪ねることはなかったという。このころ佐藤は、NHK大河ドラマ『翔ぶが如く』の出演が決まるなど、次々と話題作に出演し、役者としてステップアップしていた時期。多忙な日々を送っていたため、時間を作るのが難しかったのかもしれない。しかし、幼いBさんにしてみれば、父親に会えない寂しさはふくらむばかりだっただろう。そんなBさんを不憫に思ってか、祖父である三國さんが孫の元を何度か訪れている。
「いつも三國さんは、夜遅い時間にやってきては、Bくんに会いに来ていましたよ。幼稚園のころは、運動会の応援に来ていたときもありました。これには同級生のお母さんたちは、“なんで三國さんが”ってみんな、びっくりしていましたね(笑い)」(Bさんの知人)
※女性セブン2013年5月9・16日号