近ごろ需要を伸ばしているというシニア向け出会い系イベント。週刊ポストの63歳オジ記者は、中高年向けのお見合いをプロデュースする「エクシオジャパン」のパーティを訪れた。会場は大阪の高層ビル。
参加者は男性20人、女性が30人と女性の方が多い。会費は男性が6500円、女性は3500円。1対1のカフェテーブルがぎっしりと並んだ大広間に、胸に番号札をつけた男女が並ぶ。
参加者には学歴や年収、趣味などの記入欄のあるプロフィールカードが配られ、書き終わったらお見合いスタート。繰り広げられる会話も、若者同士のそれとはまるで違う。
「ボクはいま親と同居しています。でも洗濯は別々ですよ。もううちのオカン、洗うのに疲れたんですって(笑い)」と50代男性。これに30代中頃の女性は「ええやん。私なんか自分のも洗うのイヤですわ」と返す。
初対面からここまで“開けっぴろげ”でいいのか。オジ記者は少し心配になったが同会の担当者はいう。
「女性側からの三大NGは、自慢話の多い男性、一方的に話をする男性、質問攻めをする男性です。逆に相手の会話を聞きながら話を膨らませられる方が人気のようですね。お互い会話のキャッチボールが成立するかどうかも重要ポイントのようです」
※週刊ポスト2013年5月24日号