「女性のオナニーはどう考えるべきでしょうか」(1964 年8月5日号)、「婚前SEXはあなたにとって損か得か!?」(1966 年12月14日号)など、創刊当初から、性をオープンに取り上げてきた『女性セブン』。
作家で女性向けアダルトショップ『ラブピースクラブ』の代表でもある北原みのりさんも、これら過去の特集を今眺め、「女性にとってセックスが結婚生活の義務でしかなかった時代に、セックスを楽しもうと訴え、男性の価値観をも変えていこうとする意気込みが伝わってきます」と話す(以下、「」内、北原さん)。
年代ごとに記事を並べてみると、その時代の特徴がくっきり…。
例えばセックス啓蒙期の1960 年代は『「女性・21歳・処女」のお値段はいくら?』などと処女性をテーマとした記事、性の快楽追求期の1970年代は『欲求を抑えるくらいなら“間にあわせの男”と寝るほうがいい!』、エロオヤジ期の1980年代は「あたしふくらみディスコでウハウハ!」などをタイトルに記事が作られている。
「1960 年代はタイトルは過激でも中味は大真面目。女性の性意識を啓蒙していこうという意志が感じられます。1970 年代になると、セックスは“快楽を追求するもの”へと、女性の価値観も変わっていく。さらに1980 年代になれば、まるで男性誌と見まがうほど“エロオヤジ化”してる(笑い)。男性が興味を持つ“ノーパン喫茶”に潜入した記事に続いて、女性は男性のモッコリを観賞しに“ふくらみディスコへ”って。これこそ“男女共同参画”じゃない?」
そんな北原さんからこれからのセブンにリクエストは?
「男性のキレイなハダカ!! 少子化対策を進めるなら、女性に性欲を感じさせる男を増やさなきゃ。美しい男性のハダカをもっと載せてほしいですね」
※女性セブン2013年6月13日号