どんどん普及率を高めるスマートフォン。しかし、スマホは難しい、ガラケーのほうが使いやすい…と考えている人も多いだろう。そんな人たちにオススメな新機種が続々登場中。ITジャーナリストの石川温さんが紹介する。
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「周りを見渡すとスマホを持つ人が増えてきた。そろそろ買わないといけないのかしら…」と悩む人も増えていますが、各携帯電話会社が力を入れているのが「ガラケーっぽく使えるスマホ」です。
各社の夏商戦向けのスマホでは、まるでガラケーのような操作性を採用している機種が増えてきました。
例えば、auの新機種「AQUOS PHONE SERIE SHL22」ではメニュー画面が、横3つ、縦4つの計12個の機能が並んだ配置となっています。ガラケーの真ん中のボタンを押すと出てくるメニューが、そのままスマホの画面に現れるようになっており、着信履歴や発信履歴もわかりやすく表示されています。「今まで使っていたガラケーの操作性をできるだけ再現したスマホ」に仕上がっているのです。
スマホにはほとんどの場合、分厚い説明書はついていません。そのため、多くの人が最初の操作に戸惑うわけですが、このような初心者を意識したスマホは、余計なメニューは徹底的に表示させないという考え方で作られています。
ただ、このような簡単な表示にするには、設定メニューから自分で変更する必要があります。初心者に優しいスマホを買ったつもりが「簡単なメニューにするための操作がわからない」という状況に陥ることもありえます。何とも不親切ですが、そんな時には買ったお店や携帯会社に相談しましょう。
※女性セブン2013年6月27日号