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奥大介 ラーメン屋店主に「継がせてもいい」と言われた過去

ラーメン店の厨房に入った奥大介氏

 まさか、このときに14年後の姿は自分ですら想像できなかっただろう。 

 6月27日、横浜地検は、妻で女優の佐伯日菜子(36)を「今から殺しに行く」などと電話で脅迫した疑いで逮捕された元サッカー日本代表MFの奥大介氏(37)を、起訴猶予とした。これを受け、佐伯は所属事務所を通じ、以下のコメントを発表した。

「彼にもまだ未来があり、これからの人生を頑張っていってほしいので、あえてこれ以上、事を大きくするのは控えることにし、示談を受け入れて被害届を取り下げることに致しました」

 2人は現在、離婚協議中だというが、元スター選手の思わぬ事件に、サポーターも悲しみを隠せない。奥氏がジュビロ磐田に所属していた当時、応援していたサポーターはこう話す。

「ジュビロのホームスタジアム近くのラーメン屋は、ファンや選手が良く訪れる憩いの場でした。1999年のチャンピオンシップ第1戦の翌日、その店に行くと、ジュビロの主力選手がたくさんいたんです。中山(雅史)さんと名波(浩)さん以外はレギュラー陣もほとんどいたように記憶しています。

 奥さんを含めたジュビロ関係者と思われる人たちがビールで祝杯をあげ、すごくはしゃいでいましたね。前日Vゴールで勝ったので、その祝勝会のようなムードでした」

 奥氏は、その場のノリで割烹着を着て厨房に入り、皿洗いなどをしていたといい、ここに紹介した写真はそのときのものだ。前出・サポーターが続ける。

「その店の店主は『奥にラーメン屋を継がせてもいい』というほど、奥さんのことを気に入っていました。今回の事件は、店主も相当悲しかったでしょう……」

 この年、磐田は清水エスパルスとの静岡ダービーとなったチャンピオンシップを制し、2年ぶり2度目の年間王者に輝いた。 

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