「女優さんだからといって、特別扱いはしませんよ。泰助(林家三平の本名)のお嫁さんとして、ちゃんとしてもらって。覚えることは覚えてもらわないといけないですからね」
今から2年前、息子の嫁となる国分佐智子(36才)に対して、林家一門を取り仕切る姑・海老名香葉子さん(79才)は、こんなきつ~い先制パンチを放っていた。
「結婚当初、香葉子さんは、“本当に有希子はできた嫁なの”とベタ褒めなんですけど、話の中で、さっちゃんの“さ”の字も聞いたことはありませんでしたね。むしろさっちゃんの話題を出すと、“まだまだ勉強中だから…”と素っ気なかったんです」(海老名家と親しい知人)
“有希子”とは海老名家の長男・林家正蔵(50才)の妻のこと。有希子さん(50才)は短大を出てすぐの20才のときに海老名家に嫁ぎ、30年間も一緒に暮らし、今では姑をも叱りつけるほど。香葉子さんに「本当の娘より娘。100点満点の嫁です」「海老名家の柱」と言わしめるほど、絶大な信頼を勝ち得ている存在だ。国分にしてみれば、頼りになる兄嫁である。
しかしこのところ、そんな“2人の嫁”と香葉子さんの距離感が変わってきているという。
「最初はどうなるか?って心配だったんだけど、今じゃ香葉子さん、“さっちゃん、さっちゃん”って、どこに行くにも連れて行ってるの。それまで有希子さんを連れて行っていた地方での講演会も、今ではさっちゃんを連れて行ってるんだよね」(別の海老名家知人)
この知人はこう憂う。
「有希子さんは、今まで香葉子さんから“噺家の妻というものは、あまり自分が出るものではない。影となって支えるのです”と教え込まれてきました。でも、さっちゃんに関しては“美人でウケもいいからね。三平のイメージアップにもつながる。テレビにもバンバン出てほしいわ”なんて言っているんです。30年間、海老名家のために尽くしてきた有希子さんが、派手なところだけ全部持っていくさっちゃんのことを妬んだりしないか心配ですよ…」
そんな“逆嫁差別”について香葉子さんに話を聞いた。
「私は2人を分け隔てしているなんてことは全くないわよ(笑い)。有希子のことは頼りにしてますし…。有希子とさっちゃんも仲良いですよ。
ただ、さっちゃんはうちに来たばかりですからかわいいですよ。“お母様、教えて、教えて”ってくっついてきますからね」
“差別はしてない”というものの、国分のことはかわいくてたまらないという様子の香葉子さん。さらにこう続ける。
「私、最初、さっちゃんの料理を“下手だ、下手だ”って言ってたんですけど、最近、うまくなっちゃってね。あと5月末に、三平夫婦と3人でインドネシアに旅行したんだけど、さっちゃんは“足が痛い”という私のために車椅子を手配して、その上、ずっと押してくれてね。本当に労(いたわ)ってくれるんです」
※女性セブン2013年7月11日号