ここ数年で『餃子の王将』は店舗数が30%以上増加。テレビや雑誌では餃子の特集が相次ぎ、芸能人たちもテレビ番組やブログなどでお気に入りの店を紹介するなど、今餃子がキテいる! しかも夏になると、なぜか無性に餃子が食べたくなる。
全国の餃子を食べ歩き、“餃子の王様”を自称するパラダイス山元さん(50才)はこう見ている。
「餃子はスタミナ料理的な発想がある。バランスがいいですよね。皮は炭水化物で、中は肉、野菜も入っていて完全食といわれる。にらやにんにくはスタミナがつくし、ビールとの相性も抜群です」
スーパーでは6個入りで300円前後とリーズナブル。食卓に並ぶ日も多いけど、その餃子について、あなたはいったいどれくらい知っているだろうか。早速、アツアツのおいしい話をお届けしよう。
そもそも餃子の起源とは? 一般的には中国説が多いが、パラダイスさんは首を傾げる。
「例えば、ロシアならペリメニという水餃子にサワークリームをつけて食べるようなものもありますし、インドでは揚げ餃子のようなサモサという料理がある。餃子のように小麦粉を練ったもので肉や野菜を包むという料理は、昔から形は違えども世界各地にありました」
他にもモンゴルにはバンシタイツァイと呼ばれるミルクティーで煮た水餃子のような料理があり、ブラジルではトマトやひき肉、玉ねぎを小麦粉皮で包み油で揚げたパステル。ドイツではチーズやひき肉を包んだマウルタッシェン…なども。
ただし、パラダイスさんいわく、焼き餃子は100%日本発祥。本場中国では水餃子が一般的で、焼き餃子は“日式(日本式)餃子”と表記されているという。
このように世界各国で食べられている餃子。さて、ここで問題です。
「世界でいちばん餃子を食べている国はどこ?」
7月12日に放送された『なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付』(日本テレビ系)の調べによると、1位タイ、2位フィリピン、3位が中国。日本はなんと5位だという。ちなみにそんな日本で初めて餃子を食べたのは水戸黄門だという話も…。
※女性セブン2013年8月1日号