新品同様のクオリティながら、手頃な価格で手に入る「リファービッシュ品」が人気だ。
リファービッシュとは、初期不良などでメーカーに返品された商品を、修理したり調整したりして再出荷された商品のこと。メーカー再生品ともいわれる。新品購入後すぐに返品された商品がベースで、不具合のあったパーツは交換されているため、クオリティは新品と同等なものとなっている。
大きなメリットは、通常の中古品にはない「メーカー保証」が付くことだ。パソコンおよびパソコン周辺機器、家電、ゲーム機などで販売されており、Amazonや楽天市場などのネット通販サイトで「メーカー再生品」と検索すると、テレビ、お掃除ロボット、ゲーム機などのリファービッシュ品が多数ヒットする。
その他東京・秋葉原にはメーカー再生品PC売り場を設置したショップもあるなど、“クオリティが信頼できて格安で手に入れられる”として最近注目されているところだが、7月22日、ソフトバンクが「iPhone 4S 整備済製品」をオンラインショップ限定販売で開始した。これは上記「リファービッシュ」「メーカー再生品」といわれるものと同様、Appleに初期不良などで返品されたものを整備し、新品同様にして出荷しているもの。iPhone 4S の整備済製品は、日本国内において、販売を行うキャリアはソフトバンクが初めてとなる。
今回発売される「整備済製品」の端末は、iPhone 4S(64GB)となっており、価格は1万7280円引(毎月720円引)が設定されている。いわゆる「中古」で購入しても本体価格は3万円から4万円はする人気のiPhone 4S(64GB)が新品同様の状態で、しかもメーカー保証がつくとなると人気が出るのは必須。台数に限りがあるため、購入の際には注意が必要だが、端末価格が高いことが購入を諦める一因ともなってきたスマホだけに、ソフトバンクの取り組みによって、今後ますますスマホを購入する層がひろがるかもしれない。