今夏のファッション界のトレンドとなっている「肌見せ」。肩の部分が開いている「オープンショルダー」のトップスや、背中が開いた「背中見せ」ワンピース、 おへそが見える「ビスチェ」 から、ウエストのくびれ部分がぱっくりと開いた「ウエスト見せ」など、様々なスタイルが登場している。
女性ファッション誌上では「男ウケも良い」などと書かれている「肌見せ」ファッションだが、女性が思っているほど巷の男性陣に「ウケ」が良いわけではないようだ。都内のIT系企業で働く男性A氏(24歳)は、次のように話す。
「ここ最近で一番おどろいたのは、神社の夏祭りで見た背中が大きくハート型に開いているワンピースを着ていた女性です。屋台に並んでいる間、自分の目の前にいたのですが、目のやり場に困りました。“そんなに俺に肩甲骨みせてどうするの?”と思いますね。
それから、浴衣を着くずして胸元まで見せている女性。浴衣を下品に着ないでほしいです。本人はカワイイと思って露出しているんでしょうけど、彼女でもなく、そんなに可愛いわけでもない女の子の露出なんて不愉快でしかないんです。性的な視線をあえて受ける自信過剰さを思うと、不気味ですらあります」
また別の男性B氏(25歳・自称バンドマン)も、「肌見せ」ファッションに不満を持っているという。
「ビアガーデンに行った際、ハワイのビーチとかでしか見ないような、露出度の高いワンピースの女性がいたんです。キャミソールワンピースのような服で、胸の谷間と背中が全開。しかも、芝生に腰を下ろして足を全開に開いて座っていたので、自分の方にパンツが丸見えになっていたんですよ。
大きな声で爆笑しているし、足は閉じないし、不愉快でしたね。『お前にはラテンの血が入ってないだろ! お前の周りだけラテン輸入すんなよ!』と思いました。エロカワイイとかエロカッコイイとか、そういう概念って簡単には通用しませんよね」
B氏は、「露出の多い服装を見ると、悪いことをしているわけではないのになぜか罪悪感にさいなまれて、ちょっと不愉快」と語る。「見せる」ファッションでも「見せられる」ほうは、なかなか複雑な心境のようだ。