夏休みといえば避けられないのが渋滞。渋滞予測が大きく外れることはあまりないことだろう。どうしてここまで正確に予想できるのか。
実は日本には、1人だけ「渋滞予報士」なる人物がいる。NEXCO東日本の関東支社・交通技術課に所属する石橋弘之氏だ。
「渋滞予報士」は公的な資格ではなく、同社で2007年から始まった渋滞予測を専門とする担当者の呼称であり、石橋氏で3代目。石橋氏が的中率80%といわれる予測方法について語る。
「予測のベースは、過去3年間の渋滞情報です。その上で、周辺に新しい商業施設ができていないか、開催されるイベント情報、新設の高速道路のネットワークなどを加味して、分析・予想を立てています。予測はGWやお盆などの繁忙期に限らず、半年前から出し始めています」
※週刊ポスト2013年8月16・23日号