11日間におよぶ長期の夏休みを取り、安定政権の余裕を見せつけた安倍晋三首相。休息場所に選んだのは、山梨県河口湖畔にある別荘だった。岸信介・元首相の時代から使っているというログハウス風の別荘で英気を養うのが、安倍氏のバカンスの定番である。
別荘滞在中の安倍氏の日課はなんといってもゴルフ。今回も連日、ゴルフ場に出かけていたが、実はこれにはある事情が。
「首相よりも夫人の昭恵さんがゴルフ好きで、100を切る腕前はおそらく首相より上(笑い)。別荘に行った際は昭恵さんの弟も交えて3人で真剣勝負することもあるが、酷いことに誰も首相を立てようとしない」(安倍首相の側近)
首相の原発再稼働方針に反対し“家庭内野党”を自任する昭恵夫人だが、ゴルフでは意外なことに“与野党逆転”だとか。
夜は別荘でバーベキューをするのがお決まりで、5月の訪問時には番記者にまで安倍首相特製の焼きそばがふるまわれた。「首相は『俺は焼きそばが得意なんだ』と豪語していた。確かに手際は良かったが、味はまあまあだった」(政治部記者)という。
※週刊ポスト2013年8月30日号