「夜のニュース」の代名詞といえば『報道ステーション』(テレビ朝日系)だ。司会の古舘伊知郎氏の隣に座ることは、テレ朝の報道系女子アナの「頂点」に立つ存在であることを意味する。
一昨年から同番組を担当する小川彩佳アナ(28)は、当然ながら周囲の女子アナたちから羨望の眼差しを受けている。しかし、「最近小川アナの様子がおかしい」と漏らすのは、あるテレビ朝日社員だ。
「この夏、ある報道スタッフが海外赴任することになり、六本木で送別会が開かれたんです。小川アナも駆けつけたんですが、話題が『報ステ』の話になると、突然小川アナが、肩を震わせて泣き始めたんです。
“自分の色がうまく出せなくて……”“どうすれば一人前になれるのかわからない……”と話すうちに大粒の涙がポロポロとこぼれ落ちた。スタッフの間では“やっぱり看板番組のプレッシャーは相当なものなんだろう”と話題になった」
小川アナは『報ステ』を担当して3年目になるが、古舘氏との関係には悩んでいるようだ。別の『報ステ』スタッフがいう。
「『報ステ』の制作には古舘プロジェクトが大きな発言権を持っていて、小川アナが番組作りに意見する余地はほとんどない。出過ぎた振る舞いは許されず“お人形”のような扱い。
それでいて小川アナは古舘さんから厳しく叱責されることも多いようで、どうすればいいのかわからなくなっているらしい。前任の市川寛子アナ(33)が古舘さんのお気に入りだったこともプレッシャーになっているようです。
しかし、スタッフは皆、“小川アナはよく頑張っている”という意見で一致している。だからこそみんな必死にサポートしている」
※週刊ポスト2013年8月30日号