ソチ五輪出場を目指すフィギュアスケートの安藤美姫選手(25才)。現在、出産で変わってしまった体を鍛え直すべく、毎日早朝から深夜まで練習に励んでいる。そしてその一方で、再びコーチ探しに奔走せざるをえない状況になっている。
そんな彼女にさらなる試練が訪れていた。子供の父親であり、“夫”の南里(なんり)康晴(27才)が愛の巣から叩き出されたのだ。
「安藤さんがアメリカから帰国して、本格的なトレーニングが始まった8月下旬だったと思います。彼女の母親が、“近くにいたら美姫が集中できない”“ソチ五輪に出られなくなったらどう責任を取るのか”などと言い出したそうなんです」(南里の知人)
そもそも安藤の母親は、娘が南里と入籍することに猛反対だった。複数の証言によれば、格下男との結婚では娘と孫が苦労するのは目に見えている、夫を早くに亡くし、経済的に苦労してきた自分と同じ道を歩かせたくない、という娘を思う強い気持ちからだという。
「それでも子供のためを思えば、安藤さんと南里さんは入籍してちゃんと家族になりたいと言って引き下がらなかった。それで安藤さんの母親が突きつけた条件が、安藤さんのソチ五輪出場と、南里さんが定職に就いて安定した収入を得ることだったんです」(前出・南里の知人)
そして、南里は都内の居酒屋で時給1000円のアルバイトを始めたわけだが、それにしても、安藤の母親がここまでソチ五輪出場にこだわるのはなぜなのか?
「このままできちゃった結婚で引退となれば、安藤さんは顰蹙(ひんしゅく)を買ったままですよね。その後コメンテーターや指導者など、スケート界で仕事をしていくのはまず無理だといえるでしょう」(スポーツ紙関係者)
さらに、前出の南里の知人はこう話す。
「南里さんも同じスケート界にいたからこそ、安藤さんの母親の気持ちもわかるんだと思いますよ。悔しい思いもあるんでしょうが、“今は彼女のソチ五輪出場のために、自分ができることをやるしかない”と言って別居を決意したそうです」
そうして南里は、安藤と子供が住んでいる神奈川県横浜市内にある瀟洒なマンションから、バッグひとつで叩き出された形となった。
新居はそこから電車を乗り継いで1時間弱。アルバイト先の居酒屋にほど近い築15年ほどのアパートだった。その結果、これまで週3日程度だった出勤日数は週5~6日に。帰りはいつも深夜0時を過ぎている。そしてひまわりちゃんの写真メールを眺めながら、30平方メートルの1Kでひとり眠りにつくのだという。
※女性セブン2013年9月19日号