ニンテンドーDSで『DS美文字トレーニング』が発売され、「美文字」が注目されてから、5年あまり。最近、再び「美文字」がブームになっているという。そのきっかけの1つが、テレビ朝日系『中居正広のミになる図書館』の1コーナー、「怪しい美文字大辞典」。出演者に課題となる文章を書いてもらい、講師が一文字ずつ10点満点で採点。誰が一番美しい文字を書く「美文字」の持ち主か、を決めるというものだ。
この番組の美文字講師として登場しているのは、美人書道家として知られる中塚翠涛先生。美しい字を書けるというのはポイントが高いようで、男性ファンも数多くいるようだ。同番組の視聴者である大学院生A氏(26歳)も、「美文字」を書く女性に惹かれるという。
「自分は幼少期から書道を習っていたこともあり、綺麗な字を書くということが女性を好きになる大きなポイントです。いくら美人だとしても、字がヘタだったり汚いと、魅力は半減します。気になる女子がいたら、『ちょっと本気だして自分の名前書いてみて』とお願いしてみますね(笑)」(A氏)
同じく美文字マニアの会社員B氏(24歳)は、同番組の影響で女性を怒らせてしまった失敗談があるという。
「先日同期の女性のメモ書きに、番組と同じように一文字ずつ点数をつけて本人に渡したら、予想外にキレられたので反省してます(笑)。字が上手くない女性っていうのは、僕が思っているよりもそれをコンプレックスにしている可能性があると学習しました。文字が美しいと心も美しいのでは、と安直に思ってしまうのは、僕が非モテだからなのでしょうか(笑)」
彼らと同じく、字が綺麗な女性に魅力を感じる男性も少なくない。最近では、手書きの文字を書く機会がめっきり減っているが、美しい字を書けるというのは、その人の大きな魅力となるのは間違いないようだ。