昨今「スーパー銭湯」などの温浴施設が増加しているが、昔ながらの銭湯の魅力も捨てがたい。そんな銭湯で、おかしな利用客が増えていると話すのは、東京都内の銭湯に毎日通う、男性・A氏(55歳・会社員)だ。
「入れ墨禁止と書かれていても、入れ墨を入れたまま入浴している方はよく見かけますね。最近では、ペットボトルの水を持ったまま入浴している学生もいました。
でも一番驚いたのは、畳の休憩スペースで彼女と待ち合わせしてイチャイチャとストレッチをしあっていたカップルです。『今から俺、腹筋するから見てて!』、『分かった、頑張って!』と(苦笑)。こっちは風呂上がりにゆっくり休みたいのに、なんだか微妙な気分で目をそらしてしまいました(笑)」
また、週2回ほど銭湯を利用するという女性Bさん(52歳・主婦)は、次のように話す。
「私が通っている銭湯には、お湯が普通の温度の湯船と、熱い湯船があるのですが、最近驚いたのは、まだ2歳ほどのお子さんを拷問かのように、熱い方の湯船に入れていたお母さんです。お子さんは嫌がって泣いているのに、気にしない様子で。おばあちゃんも一緒だったので尚更おどろきましたね」(同女性)
他にも、女性Cさん(23歳・学生)は、近所の銭湯で不思議な利用客を目撃するという。
「私が足を運ぶ銭湯には、銭湯の“主”のような、偉そうなおばさんがいます。お湯が熱かったので、蛇口を捻って水を入れて怒られたのは、まあ、わからないでもないのですが、そのおばさんは脱衣所で足をフルオープンにしてストレッチしたり、筋トレをしたりと我が家のように使っています。
それ以降、そういうおばさんに遭遇しないように、閉店ぎりぎりに行くようにしています。せっかくリラックスしに行っているのに、見たくないものを見たり、怒られたりしたくないですから」
数は少なくなったとはいえ、まだまだ必要とする人が多い銭湯。くれぐれもマナーは忘れないようにしたい。