アニメオタクの夫と結婚した女性には、それ相当の悩みがあるという。部屋がフィギュアだらけになること? DVDを買い過ぎること? いやいや、そうではなく、なんとも昔ながらのアニオタらしき行動が悩みの種だというのだ。愛知県に住む40才の女性Fさんが、46才のアニオタ夫への愚痴を告白する。
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夫がアニオタなのは結婚前からわかっていたこと。それより結婚したら子供の食べ残しのグッチャグッチャご飯でも、前日作ったカップ麺でもおいしそうに平らげるし、手堅く貯金してくれる。いい夫だなってそう思っていたんだけど…。
ビックリすると両手を広げて「ガビーン!」って言うの。アセったときは頬に汗が伝っているように「たら~」。
なにかひらめいたときは、メガネの横に手を置いて「キラーン」。悲しければ「どぼじで、どぼじで~」と涙をぬぐうふり。
最初はビックリしたけど、子供向けにアニメ風リアクションしていると思おうとしたの。子供だって「パパ、大好き」ってまとわりついていたし。でもそれも小学3年生までね。
最近、「親父、キモッ」って変声期を迎えた長男がイヤがるんだわ。長女は調子を合わせているけど、こっそり「だって無視したらかわいそうじゃん」だって。
だけどこの夏はどうしても許せなかった。うちの母が熱中症で倒れたと連絡が入ったんで夫に伝えると「タリラ~ン。大変じゃん」って言ったのよ。46才のおっさんが! さすがに信じられなかったわよ!
※女性セブン2013年10月10日号