駐米大使という、外務官僚最高ポストの経験者のプライドだったのか。9月19日、プロ野球の加藤良三・コミッショナーが突然、辞任を表明した。
「統一球問題でメディアに批判され、週1日勤務で2400万円と報じられた時、当てつけのように毎日事務所に顔を出していた。今回のことはかなり堪えていたようです。
9月27日にはNPBの臨時理事会が開かれ、第三者委員会がまとめた統一球問題に関する最終報告が出されることが決まっていた。
コミッショナーの責任が問われるのは間違いなく、それに伴って行なわれる臨時オーナー会議で、任期途中での勇退を迫られる情勢だった。だから、そうなる前に辞任を表明したのではないかと見られています」(NPB関係者)
※週刊ポスト2013年10月11日号