『29歳のクリスマス』(1994年・フジテレビ系)や、『ラスト・フレンズ』(2008年・フジテレビ系)、さらには今年放映された『シェアハウスの恋人』(日本テレビ系)など、シェアハウスに暮らす男女の恋模様や友情を描くドラマは少なくない。
他人同士が一つの家に集まって住むシェアハウスだが、最近では国などの基準を満たさない、狭く危険な「脱法ハウス」が問題になっている。だが、実際にシェアハウスで生活している人に話を聞くと、かなり満喫している人も多いようだ。最近、男性3人でシェアハウスに住み始めた男性(24歳・データ会社勤務)は、次のように話す。
「シェアハウスを始めてから彼女がいらないっていう気分になっています(笑)。毎日22時まで仕事で、23時頃帰宅するのですが、そこから語り合ったり、ベランダで焼き肉したり、ギターでセッションしたりと充実してます。
ただ夜遅くまでわいわい騒ぐようになったので、朝が辛くて、出社時間がそれまでより1時間遅くなったりすることもしばしば。でもうちはフレックスなので、その分残業すればいいかなっていう気分で会社に行ってます(笑い)」
都内の一等地に男性3人でシェアをしている別の男性(25歳男性・家具店勤務)はこう語る。
「僕は大学の後輩2人と住んでいます。毎月、俺と後輩で8万円、もう1人の後輩が6万円出しています。プライバシーがないスペースに住んでいる後輩は2万円安くしてるんです(笑)。毎日寂しさもないし、色んな友達が遊びにくるので楽しいですよ。中には下着を置いて帰る女子もいるんですが、一応、人の家という感覚はもっていて欲しいですね(笑)」